Virtualbox 5.0 がリリースされました。Changelogによると新規に追加された機能は次の通りです。
1. 時刻合わせと性能向上のための準仮想化
ゲストに応じて次の準仮想化が使えます。FreeBSD Guest の場合 GENERIC カーネルに含まれる vmbus ドライバが組み込まれていれば準仮想化が効いているはずです。
- Linux Guest : KVM
- Windows Guest : Hyper-V
- FreeBSD GUest : Hyper-V
2. ゲストが使用できる命令セットの追加。
ホストCPUがサポートしている場合に以下を利用可能です。
- SSE 4.1, SSE4.2, AVX, AVX-2, AES-NI, POPCNT, RDRAND, RDSEED
3. USB3 サポートのための xHCI
4. 双方向ドラッグ&ドロップ。
Windows, Linux, Solaris で可能です。
5. ディスクイメージの暗号化
拡張パックが必要です。AESによる暗号化がサポートされました。
6. 仮想マシンをセパレートモードで起動可能。
予めデータッチモードで起動することにより画面をアタッチ・デタッチできるようになりました。
7. ゲストのウィンドウサイズ変更
8. ステータスバー・メニューバーのカスタマイズ
9. ディスクイメージ暗号化の設定タブを追加。
10. HiDPI サポート
特にRetina Mac用の機能です。
11. SATAディスクのホットプラグ