月別アーカイブ: 2012年5月

chromium 19.0.1084.52 のビルド

FreeBSD の ports の www/chromium が 19.0.1084.52 に更新されました。しかしながら、このバージョンはCPUがSSSE3に対応していないとコンパイルできないようです。

SSSE3に対応したCPUでもコンパイラのデフォルトではSSSE3を使用しないため、コンパイルできません。

/etc/make.conf に次の行を加えるとSSSE3を使用してコンパイルされます。

CPUTYPE = core2

このオプションを使用する場合は少なくともCore2Duo以上のマシンで使用してください。

mosh (the mobile shell)

mosh 1.2.1がリリースされました。

FreeBSDのports/net/moshに入っています。

これはsshなどと同様に遠隔端末をサービスしてくれるソフトウェアですが、sshとは異なりトランスポート層にUDPを用います。

独自の同期プロトコルであるSSP(State Synchronization Protocol)を用いて、たとえクライアントの接続が物理的に切れて、異なるIPアドレスで再接続しても、SSP上同一のセッションであれば復旧できるようです。

インストール方法は簡単でFreeBSDの場合は上記portsをインストールするだけです。サーバ用途であれ、クライアント用途であれ、上記portsをmake installするだけです。

moshが接続する際にはまずsshで認証が行われ、ログインに成功するとssh越しにmosh-serverがサーバ側で起動され、以後はクライアント側のmosh-clientとサーバ側のmosh-serverがSSPで通信を行います。

そのため、単にsshサーバが動いてさえいればmoshサーバになることができます。クライアントとしてはsshコマンドが使用できればmoshを使用することができます。

使い方は単に

% mosh <ホスト名>

とすれば良く、sshの代替として利用できます。

なお、文字コードはUTF-8でないといけないらしいので、日本語を通す場合にはlocaleとしてja_JP.UTF-8を使用した方が良さそうです。

Virtualbox 4.1.16 release

Virtualbox 4.1.6 がリリースされました。FreeBSDのportsも更新されています。ports/emulators/virtualbox-ose で make install を行うとVirtualboxのバイナリが一式インストールされます。

その後、/etc/rc.confに次の記述を行います。

vboxdrv_load=”YES”

vboxnet_enable=”YES”

そして、Virtualboxを起動するユーザを vboxusers グループに入れます。

# pw groupmod vboxusers -m <ユーザ名>

USBデバイスを使う場合は、operatorグループにも追加します。

# pw groupmod operator -m <ユーザ名>

USBデバイスをoperator権限で扱えるように/etc/devfs.rulesに以下の記述を行います。

[system=10]
add path ‘usb/*’ mode 0660 group operator

この設定を起動時に読み込むように、/etc/rc.confに以下を追記します。

devfs_system_ruleset=”system”

以上が終わったらシステムを再起動するとVirtualboxが使えるようになります。

FreeBSDのインストール後に行うこと (subversion)

perlのインストールが終わったら、subversionも入れておくとFreeBSDのソースツリー一式を取ってこられるため便利です。

# cd /usr/ports/devel/subversion

# make install

# make clean

make install時にconfigメニューが開いてオプションを設定できますので、とりあえず”FREEBSD_TEMPLATE”にチェックを入れておきます。FreeBSDのコミッターが使用している拡張属性を有効にするフラグです。

FreeBSD以外のsubversionリポジトリに対しては意味がない属性ですが害にはならないと思います。

なお、FreeBSDのソースは次のURLで公開されています。

svn://svn.freebsd.org/base

このURLの下にあるheadやrelease/9.0.0、releng/9 などを /usr/srcにcheckoutするとそれぞれ10-CURRENT、9.0-RELEASE、9-STABLEのソースが取得できます。

# svn co svn://svn.freebsd.org/base/releng/9.0 /usr/src

などとします。